2024年9月23日-10月5日で開催されたえんげき屋山口店企画「週末生鮮祭ウィークエンドえんげきフェア」のもようをレポートします。
23日19:00 チーム顔合わせ
アイスブレイクのワークで遊んだあとは、早速チームに分かれて台本読み、それから台本について話していきます。
短期間の中で演劇をつくるのは、時間との闘い。書下ろし台本「見あわせる」の台本をひととおり読んでみるチームや、自分がやりたい役を立候補制で決める、自分がやったことのない役をあてはめて見るなど、さまざまなやり方で役を決めていきます。
スケジュールが前回の高校生よりも長い2週間という時間でつくりますが、今回「距離感」というテーマを設けてみました。役との距離感、登場人物のこころの距離感、物理的な距離感・・・各チームどんなふうにしあげるのかの指標となれば。
▲Cチームの練習風景 自然な会話とリアルな道具・音響にこだわり。細かい打ち合わせに時間を割く。最後には「じゃがりこ」ではなく、じゃがビーが登場する
各チーム2週間のうちに台本を仕上げるとともに、裏方音響・照明のこと舞台のことをつくっていきます。
小道具どうする?どんな風にしたらほかのチームとの差がつくか…などいろんな観点から舞台をつくっていきます。
▲Aチームの練習風景 照明を蛍光灯にして、電車の中をあらわし、身体の動きと気持ちが連動するように稽古を重ねる。
▲Bチームの練習風景 電車やトランプといった場所や小道具を大量のじゃがりこで代用する。間を感じる演出も。
そして本番!
同じ台本を3本続けて観るというニッチな会に来たお客様たちも、1つの台本でこんなにも役者と演出とが違うことで、違うものに見える!3回見ても楽しめた、という感想をいただきました。
台本には季節の指定はないはずなのに、全チーム「冬」のシーン。ですが、時間は早朝・午後・時間未定など、さまざまなとらえ方が。立つ役者が生み出すセリフや間、雰囲気はその人にしかできないこと。それが組み合わさることにより、もちろんもどかしさもありつつ、どうやって生かしていくか……なかなか一筋縄ではいかない2週間の制作期間だったと思います。
第二弾の「週末生鮮祭」またいつか!会いましょう!!
えんげき屋山口店企画「週末生鮮祭」第二弾の企画内容はこちら▼
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