5/22 シアタースクール「演劇を見て話そう」report

5月22日(日)スタジオイマイチにて行われた、シアタースクールイマイチ番地 対話/雑談プログラム「○○を見て話そう」の見学取材に行って来ました!

えんげき屋さんとしては、初めての取材です!!

まず、『シアタースクール』とは・・・

スタジオイマイチ企画・主催で2020年から行われている活動のことです。「劇場でやっていることをイマイチで学ぼう・やろう」と言う目的の中、活動が行われています。

2022年度は「思いっきり表現力!話そう!動こう!」をテーマに、実際にスタジオイマイチでイベントが行われる予定となっています。


その2022年度シアタースクールのイベント第1弾が、今回見学取材をさせていただいた「○○を見て話そう」でした!

作品を実際に観て、感じたことを思い出しながら率直に言葉にして人に伝える。そうする内に、自分自身が作品のどこが好きだったのか、どういう視点で見ていたのか理解していき、観賞を深めていく『対話/雑談プログラム』となっていました。


今回は「演劇を見て話そう」と言うことで、5月14日(土)・15日(日)にクリエイティブ・スペース赤れんがにて公演された、ユニット・ピコ演劇企画公演「お勝手の姫」(作:小川未玲)が対象作品です。

参加者は、公演を当日実際に観に行かれた方6名、ユニット・ピコ管理人、演出、出演者、スタジオイマイチの方、計13名でした。


基本的な流れは、お客さんから感想をいただきながら、司会者が答える・・・というもの。発言は自由で、聞くだけでもOK。お客さんの言葉に、別の参加者が話を膨らますのもOKでした。

最初は緊張した空気が流れていた会場でしたが、感想を言い合う内に緊張も少しずつほぐれていった様子。参加者全員が発言者の話をしっかり聞こうとするゆったりとした雰囲気へと変わっていきました。

人によって、好きな場面や気になった登場人物など感じたことが違う中、それを誰もが否定することなく話が進んでいったのは、おそらく「お客さん全員が公演を観ている」と言う共通点があるため、どの話に対しても理解しやすかったからだと思われます。


劇の内容だけでなく、どの位置に座って演劇を観たいか?と言う話にも。お客さん6名中4名が最前列で観たい方達でした(笑)

また、演劇を観るだけでは分からない深い内容にも入っていきました。『お勝手の姫』とは誰を指すのか、誰が対比になっているのか・・・。20年前の脚本だけど、古めかしさは感じられなかったこととか。お客さんが小劇団に対して何の目的で観に来てくれているのか・・・など。あっという間の1時間でした。


お客さん側が何を感じているのかは、演劇に関わる側からしたら、ほとんど触れることができません。そこに触れることができた貴重な体験でしたが、なにより同じものを観た後で、同じ空間で感想を言い合うことの楽しさや居心地の良さを感じることができるイベントでした。

取材:店員 村田


えんげき屋 山口店

山口の旬の演劇を売り出すべく「えんげき」を商品にみたて、公演情報を収集し、応援。地域・県内外のみなさまに発信。愛されるおみせを目指してゆるゆると、そして突発的に活動していきます。

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